最近では、コンピュータウイルス「ランサムウェア」による被害が増えています。これはパソコンの中のデータを勝手に暗号化し、使えなくしてしまうものです。介護の現場でこれが起きると、業務が止まってしまう心配があります。
当社のクラウド型ソフトは、データ保全の専門家である Claris の FileMaker Cloud 上で運用されており、ランサムウェアに対して極めて高い耐性を持っています。
データの安全性を担保する FileMaker Cloud の仕組み
1. データはクラウドで隔離され守られます
ランサムウェアは、お客様のパソコン（macOSやWindows）に感染しますが、データファイルそのものが堅牢なクラウドインフラストラクチャ上にホストされているため、お客様のローカル環境から切り離されています。これにより、ローカル環境の感染がクラウド上のデータファイルに直接被害を及ぼすリスクを大幅に低減します。
2. 強力な自動バックアップ機能
万が一、データが暗号化されたり、何らかの理由で利用できなくなったりした場合でも、FileMaker Cloud は自動でデータのバックアップを生成し、安全な場所に隔離して保管しています。
- 迅速な復旧: FileMaker Cloud の Admin コンソールから、ランサムウェア感染前の状態のバックアップを取得し、速やかに業務を再開できる仕組みを備えています。
【重要なお願い】 FileMaker Cloud のデータファイルは、サーバー環境（クラウド）にホストされている状態でのみ、データ保全が確実になります。データファイルをローカル環境にダウンロードして編集・利用することは、ファイルの破損リスクや、ランサムウェアに曝露するリスクを高めるため、固く非推奨といたします。
3. ネット接続障害時でも業務を止めない対策
他社のクラウドサービスでは、ネットが切れると何もできないことがありますが、当社では以下の対策で業務継続を支援します。
- データ保全の維持: ネットが途切れた際、安易にデータファイルをローカルで操作せず、接続の復旧を待つことが、データを守る最善策となります。
- 緊急時の運用: 当社では、通信障害や災害発生時などの緊急状況において、データファイルの保全を優先しつつ業務を継続するためのマニュアルや代替記録方法をご提供します。これにより、予期せぬトラブル時でも介護の仕事を止めません。
まとめ：お客様に安心を届けるために
- ウイルスに強い: データはローカル環境から隔離されたクラウドで厳重に守られています。
- 安全な復旧: 万が一の場合もバックアップから迅速に復旧できます。
- 難しい設定なしで安全: 普段の操作のまま、高いセキュリティレベルでデータを利用できます。
「止まらない介護現場」を支える、FileMaker Cloud の強固な仕組みに基づいた、シンプルで安心なクラウドソフトです。